経理

実はあまり効果が無い!?OCRで経理業務は効率化できる?

こんにちは!中小で総務・経理をしているワッキーです。

業務効率化がなかなか進んでいない経理業務は、とっても煩雑です。売掛金の入金処理ひとつをとっても、入金確認→入金伝票作成(手書き)→経理系システムへの手入力→入力チェック→伝票保管など、多くのプロセスがありますね。。。

そんな煩雑な経理業務を効率化するために名乗りを上げた技術が、「OCR」と呼ばれているものです。今回は、経理業務を効率化できるといわれている、「OCR」技術についてご紹介し、果たして本当に効率化できるのか、考察していきたいと思います!

 

OCRとは

OCRとは、Optical Character Recognitionの略で、「光学文字認識」のことです。読んで字の如く、画像から文字を認識する技術の事。ゆうちょでの払込や、銀行窓口で納税をする際の処理などに使われています。最近では、レシートの読み取りで家計簿をつけたり旅費精算をしたりする際も、用いられており、我々の生活にOCRの技術が関わって来ていることが分かりますね。

総務・人事・経理ワールドでのOCR推し

今年の7/11~13にかけて行われていた総務・人事・経理ワールドでは、このOCR技術を使ったソリューションサービスの紹介をしている企業がとても多く見受けられました。私もこのEXPOに行ってきましたが、主に伝票入力作業の効率化でOCRを推している企業が多いと感じました。文字認識技術が高まってきて様々な業務に活かすことができるようになったこともあり、需要が高まってきていることは想像に難くありません。

伝票入力作業の効率化

では、OCR技術を用いると、業務のどの部分を効率化できるのでしょうか。

仮に「入金伝票」としましたが、振替伝票でも、役所に届け出をする帳票類でも構いません。

簡単に言うと、経理系のシステムへ手入力していたものが、スキャンによって自動入力で完結します。入力ミスもほとんど無くなるため、その先のプロセスである入力チェックも限りなくゼロに近くなります

OCRソリューションの紹介

ここで、いくつかOCRのサービスを提供している企業を紹介したいと思います。どの企業のソリューションも、一般的な会計ソフトや給与ソフトに対応しているようで、OCRによって読みとった帳票類を自動で入力してくれます。

1.日本ICS

こちらの企業は、コンピュータのハードウェア・ソフトウェアの販売を中心に行っています。ソフトウェアのサービスの一つに、OCRのソフトウェアがあります。個人・法人問わず、会計事務所を中心に導入実績があるようです。

 

2.PCA

こちらも同じく、OCR入力ソリューションを提供しています。こちらの企業は独自の文字認識技術により、識字率をかなり高めているようです。

 

3.複合研ディーエル

上記2つ同様、OCRのソフトウェアを提供しています。企業毎に元々使用している出納帳のスタイルがあることに着目し、その書式を自由に設計することができるそうです。

 

使用可能範囲について

確かに、作成した伝票を会計ソフトに1つ1つ入力していく作業はかなり手間です。それだけに時間をとられて、他の重要な仕事に時間を割けないようでは、元も子もありません。しかし、このOCRは、適用範囲が限定的でもあります。既に述べたように、伝票の入力に関しては、「経理系システムへの自動入力」への適用にとどまっています。

自分の業務のどこに適用できるか、その見極めが大事かと思います。

 

費用について

私が総務・人事・経理ワールドに行った感触だと、大体20~30万程度の導入コストがかかると感じました(ソフトウェアや機器の導入)。

仕様の策定、運用方法の決定・変更などにもひと手間かかることが見込まれるため、そのコストもかかると推測できます。

入力が自動化され、チェックも省略できることによるコスト削減が、OCR導入にかかる費用の回収にどれくらい期間がかかるのか、正しく算定する必要がありますね。

 

使い勝手について

正直、OCRの技術が進歩しているとはいえ、企業によってその差はあると感じました。総務・人事・経理ワールドでは実際にいくつかの企業とお話させて頂きましたが、「マス目に数字や英字を書きこむ程度の識字率」から、「マス目無しで日本語もOK」までと、まちまちです。

「林」という漢字が、「木」「木」と認識されるようだと、その都度修正しなければなりませんからね。。。

そのあたりの、ハードウェア・ソフトウェアの技術差も把握しておく必要があります。

 

 

まとめ

OCR技術は経理業務の効率化に一役買っていますが、その使用範囲や費用を考えると「なかなか導入までいきづらい」というのが現状ではないでしょうか。それでも、働き方改革の波に乗って、導入する企業がどんどん増えれば、このOCR市場ももっと活発になるのではないかと思います。

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました!!