経理

ROEとは?約50回の全てのM&Aを成功させているあの企業のROEは?

もはや説明要らずといえるほど、企業にとって重要視すべき数値である、ROE。この数値の良し悪しによって、企業が株主から資産を調達できるかが決まると言っても過言ではありません。

とはいいつつも、ROEが何の略で、どのような意味を持っているか、何故こんなに重要なのか、みなさんは説明できるでしょうか。

今更他人には聞けない、ROEを解明し、最近「働き方改革」や「M&A」などで社内外が賑わっているあの企業のROEを見てみましょう!

 

ROEとは

ROEとは、「Return on Equity」の略で、日本語では「自己資本利益率」と呼びます。ROEを直訳すると「自己資本の上の利益」ですので、以下のように表せますね。

 

 

当期純利益÷自己資本です。

「当期純利益」とは、その期の売上高から最終的に残った企業の利益です。これを、自己資本(株主から調達した資金と、企業の資本金の一部)で割るのですから、つまり

株主から得た資金でどのくらいの利益をあげられているか

ということが分かる指標になっています。

例えば、「壁に耳あり株式会社」と「障子に目あり株式会社」が、共に100万円の当期純利益を計上したとします。

●「壁に耳あり株式会社」は1,000万円の自己資本で

●「障子に目あり株式会社」は2,000万円の自己資本で

それぞれ100万円の当期純利益を計上していたとすると、ROEは以下のようになります(単位は万円)。

壁耳㈱100/1,000=0.1(10%)

障子目㈱100/2,000=0.05(5%)

つまり、壁に耳あり株式会社の方が比率が高く、より効率よく資本を利益化しているといえます。

何故ROEが重要なのか?

一言で言うと、「資金を調達できるかが決まる」からです。

株主が投資した資金が、どのくらいの割合で利益になっているかということは、それは配当に直結しますからね。海外の投資家が増えたことで重要視され、日本人の投資家も、企業のROEには目を光らせています。

実は最近は、ROEに代わる指標が注目されています(というか当たり前になっています)が、、、それにはROEの知識が必要です。

因みに、2018/8/28付の日本経済新聞には、以下のようにあります。

2017年度に続いて18年度も自己資本利益率(ROE)は10%前後となる見通しで、経済産業省が14年にまとめた通称「伊藤リポート」が目標とした8%を達成しそうだ。しかし、15%前後とみられる米国と比べるとまだ低い。

日本企業のROEは上がっているものの、アメリカには劣るようですね。

しかし、実際は業種ごとに目安のROEがあるので、絶対8%!とは言い切れません。

だるま
だるま
zzz…

日本電産㈱のROE!

最近電気機器業界を賑わせている日本電産。ちょっと前に佐々木蔵之介さんが出ているCMもありましたね。

働き方改革に一石を投じたり、M&Aでドイツの企業を何社も買収したり。とても活発な会社です。創業者の永守会長もなにかと話題にあがりますね。

さて、この会社、ROEはどうなっているのでしょうか!

私が学生時代より重宝しているサイト、Ullet(http://www.ullet.com/)を使用します。

検索ボタンを押すと、、、

 

 

このように主な指標が…って、ROEは出てませんねえ。実はROEに似て非なる指標、「ROA」が、ROEに代わる重要な指標なんです。今回出したいのはROEですので、「当期純利益」と「自己資本」が、知りたい数値です。

「当期純利益」は、上に載せたキャプチャに載っています。2018/3/31(131,434)を用いましょう。

「自己資本」は、こちらにありました。

Ullet-日本電産-トップページ(http://www.ullet.com/6594.html#toppage)

 

こちらの、右側に吹き出しで「資本合計」と出ていますね。こちらを用います。すると、以下のように計算できます。

131,434/942,978=0.13938…≒14%

ということで、日本電産は、アメリカのROEに匹敵する、14%の数値が出たことが分かりました!!

✔ROEは企業が資本をどれだけ効率よく利益化しているかが分かる

✔株主から資金調達するために健全なROE値が求められる

✔実はROEに代わる指標がある!?

 

こうやって分析してみると、利益の大きさだけでは測れない、企業の一面を見ることが出来ますので、面白いですね!

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました!!