中小企業

「今年度このくらい頑張ったらこのくらい昇給するよ」という制度を求む

はじめに

年が明け、気がつけば4月の年度始まりまであと2ヶ月強。「2018年はすぐ終わってしまったなあ」と思うと同時に「年度ももうすぐ終わりだ」とも思いますね。

年度が変わるという事は、昇格・昇給があるということ。会社が社員に対して1年間の評価をする時期です。この時期には毎年恒例の春闘もあり、大企業や元国営の企業なんかは、全社的に春闘を行うそうです。

日本通運などは同一労働同一賃金を掲げ、非正規の社員数千人の賃金を一般社員と同程度に引き上げることを決定しています。

非正規社員が多い物流や小売り、製造業などで、正社員と非正規の待遇格差を是正する動きが相次いでいる。
(中略)
日通は、都道府県単位の支店でフルタイムで働く非正規社員の賃金体系を、同じ支店勤めで転勤がない正社員と同じにする。営業職や事務職、人手不足が深刻なフォークリフト運転手などが対象で、数千人の賃金水準が正社員並みに引き上げられる見込み。

『非正規の待遇改善相次ぐ 日通、賃金正社員並みに 春季労使交渉、焦点の一つに』
2019/1/9付日本経済新聞 朝刊

このように、雇用に対する考え方がめまぐるしく変化していく中で、私も同様に4月の昇給を控え、ソワソワしはじめています。

とはいえ。

中小企業の昇給はたかが知れています。というか経理ですから、どのくらい昇給するか分かりきっている、といっても良いでしょう。

ですが、重役の退任や組織の大幅な変更などがあると、「昇給・昇格にどのくらい影響があるのか?」と期待と不安が入り混じります。いい意味でも悪い意味でも去年とは様子が違うのではないかと。

そこで今回は、「今年度一年頑張ってくれたらこのくらい昇格するで/昇格するで」という案はどうか、考察していきたいと思います!

現在の給与制度

あくまで一般の中小企業の場合です(大企業も多くは当てはまると思います)が、年功序列制度がまだまだ根強いですよね。社員の会社に対する貢献度は多少考慮されるものの、外資系や一部業種の企業が取り入れているような、成績によって給与が毎月変動するような制度は少数派だと思います。

資格取得報酬や賞与で多少個人差は出すものの、社内の同年代の年収は大差ないといえます。

そして、年度が変わって昇給がありますが、これも「過去1年間の評価」です。まあ、年功序列なんですけど。

このように、昇給も年功序列も、過去を見て判断しています。

闇雲には頑張れない時代

過去の人たちが昇給・昇格していくように自分も昇給・昇格していく。これは一見「安定」と捉えることもできますが、働き方が変化する昨今、もはや「安定」ではなくただの「旧態依然」です。

人生100年時代に突入し、必要なお金はますます増える一方。自分の頑張りがどのくらい評価されるか不透明なまま働くのは難しい時代になってきたように思います。

西武ライオンズと菊池雄星に見る新しい評価制度

そこで私は、「具体的な目標を達成できた場合は次年度このくらい昇給・昇格します」という、将来に目を向けた評価制度を取り入れるべきだと思います。

西武ライオンズと菊池雄星の例を見てみましょう。
高校卒業時よりメジャーを希望していた菊池雄星。周りの説得もありまずは日本で選手生活をスタートすることを決めます。

ドラフトの末、西武ライオンズに入団。しかし、メンタルの問題やコーチとの衝突などがあり、思うように活躍ができません。

「将来の日本のエース」と期待されながらも苦労した菊池ですが、6年目である2016年にようやく2桁勝利をし、才能を開花させます。
その年の更改で菊池は、改めてメジャー移籍を希望します。

このときに西武ライオンズが出した答えは。
「来年、再来年と2桁勝利をしたら、メジャー移籍を認める」というものでした。
ここまで具体的な方針を掲げたのはこの例が初めてではないでしょうか。

菊池雄星はこの言葉に発奮。2017年に最多勝となる16勝、2018年に14勝をマーク、見事公約を果たし、念願のメジャー移籍の夢を叶えることになるのです。

社員のモチベーション向上に繋がる

菊池雄星の例にもあるように、目標を掲げ達成すると相応の報酬が得られる。このような単純で効果的な評価制度を企業も部署問わず取り入れるべきです。

営業は営業ノルマがあるので明確でしょう。バックオフィス部門も、業務効率化による効果を鑑みて評価を設定することができます。

というかこれもう、当たり前のことしか言ってませんよね私?笑

資格を取得すれば報酬が得られるのも、いくらもらえるかわかっているから、その努力量と天秤にかけて資格取得をしたりしますよね。
仕事に限らなくても同じことがいえます。貯金もダイエットも、ゴールすればどのくらいの成果が出るか明確だからやるのです。

社員のモチベーションを向上させるには必要なことだと思います。
それは即ち、会社全体が成長していくことに他なりません。

おわりに

「おれはこんなにたくさん働いているのにあいつと同じ給料なのが許せない」これは、長く働くのがえらいというわけでは無いよ、と言いたいですが、「これだけ成果を出したのに相応の評価をしてくれない」というのは、ううむそうだよな、と思ってしまいます。

日本企業の評価制度は昔からそうですから、そこを変えていくのはなかなか容易では無いのは理解できますが、そういう時代もとっくに終わっているので、私もこれからの社会を担っていくひとりとして、考え、提言していきたいと思います!

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました!!