今日のワッキー

初めてのボルダリング

さて、僕は満を持してこの記事を書く。僕の方からは特段意識していなかったので、ボルダリングから一方的に機会を与えに来たといった感じで、一昨日はじめてボルダリングをしに行った。
岩壁をよじよじするあれだ。東京オリンピックの競技にもなり、その人気は国内外で高まっている。

確かに僕の周りでは三言目には「ボルダリング」だ。運動不足解消の新たな一手になっているらしい。
とはいえ、まさかバンドメンバーの全員が経験者とは思ってもみなかった。

高校から組んでいるバンドで、活動期間はともかく結成丸10年。今年になって初めて新年会というものを蕨で行った。そのときに誰かが、ボルダリングを口にしたのだと思う。僕は酔っていたからその会話の発端は誰だったか、何だったかは全く覚えていない。
ともかくも、思いの外全員乗り気だったので、僕も行くことにした。のちのち聞けば秋葉原というから、アクセスはとても良いではないか。快諾だ。

秋葉原のボルダリングは、建物全体がボルダリングだ。といっても、建物自体は登れる作りになっていないので注意されたい。
僕だけ新規登録を済ませ、着替えてスタート。更衣室は、鍵のかからないフリーロッカーまでかなり満杯だった。貴重品と思えるものはすべて貴重品入れに入れた。貴重品入れというものは、自分のものではない空間に自分の空間を作り出してくれるので、好きだ。

いよいよ開始。半ば浮き足立っている方が足が浮くので有利か。と思いながら、8級のピンクは難なくクリア。
そこのボルダリングは難易度が高めと経験者は語っていた。次の7級(緑)はできるところとできないところがあり、6級(黄)はほとんどできなかった。
初心者は腕の力を使いすぎるとの言葉通り、15時に初めて18時に出るまでの間で、後半の1時間はもう腕をほとんど使えなかった。
そして、なんとなくハマる人の気持ちがわかった。自分との戦いであること。腕力は必ずしも必要なわけではなく、体幹や体の持ち出し方が重要なこと。そしてなにより、できなかったところが次第にできるようになること。周りにやりたい人がいる限り、僕はボルダリングを少しずつ続けるようになるのだろうと思った。
その日は、「ぷよぷよやテトリスのように、ボルダリングやめてから、あらゆる場所をどう登るかを考えてしまう」という話を以て、僕の初ボルダリングは終わった。

久しく筋肉痛になっていなかったので、その点も楽しみにしていた。ペンが持てないとか、ドアを引けないだとかいう話を聞いていたけど、昨日ぼくが最も苦戦したのは、「背中を満足に掻けない」ということだった。掻きたいところにやっと手が届いたかと思うと、今度はその掻く力が無い。なかなかの地獄だ。
肩のあたりが筋肉痛なので、このまま肩凝りが治ればいいなあと思う。これからは、ボルダリングによる肩周りの筋肉弛緩と、スマホの使いすぎ、デスクワークによるストレートネックの進行が抜きつ抜かれつのデッドヒートと繰り広げるんだろう。