今日のワッキー

力作と駄作を分けるものってなんだろう

ズババババッーと作ったものの方が、案外周りからの受けがよかったりする。「比較的」というだけで、そこに天地の差が出るほど評価を受けた事はないのだが、それでも今までの経験ではそうだった。逆に、力を入れて時間をかけて作ったものは大したことないものとして受け取られるとこが多い。この謎の現象に、うーんと頭を抱えてしまう。

要するに、最初から最後まで直感で作った方がいいのか、アイデア自体は直感で、そこからちゃんとした意図をもって練り上げていくのがいいのか、ということだ。当たり前だけれど、前者はそんなに時間をかけなくてよいし、後者はなかなか時間を要する。
日本人的な考えだと、「丹精を込める」ことが美、良とされていて、少しの時間で作ることは手抜き、悪とされることが多い気がする。思っていなくても、無意識に思ってしまっている節がある。残業せずに帰ることに後ろめたさを感じてしまうのは、この考え方が一部入っているような感じがするよね。まあ僕は、帰ってるけど。

当たり前だけれど、評価は周りのひとがして初めて成り立つものだ。自分がどのような思いをもったかは、できたものに甲乙をつけることにはならないね。
ほんとうに未だなにもいちども成し遂げていない僕が、何かを作る時に良いものと良くないものを分けるきっかけになると思うものはある。それは、直感で始まったものが偶発的に様々な意味を帯びて、しかもひとつの纏まりとして完成していく時だ。このような現象を経て作られたものは、中身のあるものとして評価されているような気がする。だから、『夜空ノムコウ』を作詞したスガシカオが飛行機を待つ30分でそれを書き上げたのも、そのようなことが起きた結果だと僕は思っている。

なんとなくキーワードは、直感と偶発だと思う。特に直感。
直感という言葉はいろいろなものを都合よく隠すけれど、経験に裏付けられ、思考する前に思考が終わっているような、そんなものだ。直感には、裏付けとなるたくさんの絶対量があるように感じる。経験がなければ直感は生まれない。だから、「最後は人で決めました」なんて言う就活生をみると、ほんとかよと思う。

ということは、来る直感に向けて、今は色々な質を持つ経験が必要な気がしている。今は船を漕ぎながらこれを書いているけれど、そうではなくて、ひとつひとつにしっかりと意図を持って書くということが、いつかなにかに繋がるような気がしている。